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  5. 内観パース・内装パースとは?種類や制作するメリット、事例を解説

不動産や建築の打ち合わせでは、図面だけでは空間の広がりや雰囲気を正確に共有することが難しいものです。

そんなときに役立つのが内観パースや内装パース。

内観パースや内装パースは、完成前の空間を三次元的に伝えられるツールであり、「こういう空間になるのか」と顧客側に理解してもらいやすくなるという意味で、顧客との合意形成や意思決定の際に役立つツールです。

本記事では、内観・内装パースのよくある誤解から活用方法、失敗を防ぐコツ、制作の流れやチェックリストまで徹底的に解説します。

私たち「LAY arChi(レイアーキ)」は、建築設計・施工の実務経験を踏まえ、寸法の根拠や光の整合性まで考慮した「使えるパース」を重視しています。

パースはあくまで意思疎通の材料であり、設計段階の情報整理が重要です。

内観パースや内装パースの制作に関することならお気軽にご相談ください。


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内観パース・内装パースの種類

内観・内装パースにはいくつか種類があり、「何のために使うのか」によってふさわしい種類が変わってきます。

代表的な内観・内装パースの種類は次の4つです。

  • 写真のようにリアルなパース
  • スピード重視の簡易パース
  • 上から見たパース(鳥瞰パース)
  • 人の目の高さで見た完成イメージ図
  • 360度パノラマ

それぞれの特徴を、目的別にわかりやすく解説します。

私たちLAY arChi(レイアーキ)は、用途に合わせてどの種類のパースがふさわしいかから整理してご提案しています。

まずはお気軽にご相談ください。


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写真のようにリアルなパース

内観・内装パースは、次のように、光の反射や素材の質感までリアルに再現できます。

  • 床のツヤ感
  • 壁の素材感
  • 照明の明るさや影

完成後の内観・内装をほぼ写真のように見せることが可能です。

そのため、次のように顧客に建物の内観・内装イメージをリアルに伝えることが、重要な場面でよく利用されます。

  • 住宅販売
  • マンションの広告
  • 店舗デザインの提案

スピード重視の簡易パース

手描きや簡易CGで作るラフパースは、細かい質感よりも「全体の雰囲気」を伝えることが目的です。

次のような、建物の内観・内装の方向性を決める初期段階で使われることが多いです。

  • どんなテイストにするか
  • 家具配置はどうするか
  • 空間の印象はどうか

短時間で作れるのも特徴。

設計初期段階で内観・内装に関する打ち合わせをスピーディーに進めたいときに向いています。

上から見たパース(鳥瞰パース)

上空から見下ろすような視点で作るパースです。

このパースの特徴は、次のような点を一度に確認できる点です。

  • 家具の配置バランス
  • 人の動線
  • 敷地全体の構成

ほかにも次のような、建物の全体像を説明したい場合に効果的なパースです。

  • 大規模施設
  • オフィスレイアウト
  • 複数棟の建物計画

人の目の高さで見た完成イメージ図

人が室内に立ったときと同じ高さ(約1.5m)で作るパースです。

このパースの特徴は、人が実際に見る視点の高さから、次のようなことをリアルに伝えることができる点です。

  • 天井の高さ
  • 部屋の広さの感じ方
  • 圧迫感の有無

「実際にそこに立ったらどう見えるのか」という体感を確認したいときに有効なパースです。

住宅などの提案の際によく使われます。

360度パノラマ

360度パノラマは、スマホやPCで空間をぐるっと見渡せるのが特徴のパースです。

視点を自由に動かせるため、建物の内観・内装の次のような点を体験できます。

  • 部屋全体の広がり
  • 別の角度からの印象
  • 実際の回遊イメージ

特に、次のような場面で効果を発揮するパースです。

  • オンライン内覧
  • 遠方顧客への提案
  • モデルルーム体験

内観パース・内装パースを制作するメリット

内観パースや内装パースは、完成前の空間イメージを見える化し、関係者間の合意形成や意思決定をスムーズに進められるツールであり、主なメリットは、次の通りです。

  • 図面以上の情報を視覚的に伝えられる
  • 迷いを減らし、意思決定を早められる
  • 完成イメージを共有しながら打ち合わせできる
  • 完成後の「思っていたのと違う」を防げる

それぞれくわしく解説します。

図面以上の情報を視覚的に伝えられる

図面や文字情報だけでは、部屋の広がりや光の入り方、仕上げ材の質感などを具体的にイメージするのは簡単ではありません。

内観パースは、完成後の空間を立体的に再現することで、次のように、実際にその場にいないとわからないような体感に近い情報まで視覚的に伝えることができます。

  • 部屋がどのくらい広く感じるのか
  • 窓からどのように光が入るのか
  • 床や壁の素材がどんな質感なのか

結果として、顧客は図面を元に想像の中で、建物の内観・内装をイメージする必要がなく、簡単かつ直感的に「どんな内観・内装なのか」を理解できるようになります。

迷いを減らし、意思決定を早められる

完成後の空間を具体的にイメージできると、顧客は図面から「たぶんこうなるはず」と想像する必要がなくなります。

次のような顧客のさまざまな不安を内観・内装パースで事前に確認できるため、色や素材、レイアウトの決断がしやすくなります。

  • この床の色で暗くならないか
    ソファを置くと狭くならないか
    照明の印象はどうか

実際に、株式会社モデルノが2025年9月に実施した、物件を検討または購入した経験のある100名を対象にしたアンケート調査でも、完成イメージ図を活用することで「決断が早まった」という方が多いという結果が出ています。

設問2:完成イメージ図(建築パース)を見たことで、購入の判断が早まりましたか?

1位:少し早めに決断できた(68%)

2位:見ても判断は変わらなかった(28%)

3位:見てすぐ購入を決めた(4%)

引用元:PRTIMES「【調査結果】74%が完成イメージ図(建築パース・CGパース)で物件購入を決定!デザイン決定にも大きな影響

このように、パースは、顧客の意思決定を後押しする材料になるツールといえます。

完成イメージを共有しながら打ち合わせできる

内観・内装パースがあると、全員が同じ完成イメージを見ながら打ち合わせを進められます。

「明るい雰囲気にしたい」「落ち着いた印象にしたい」といった抽象的な言葉も、実際のイメージを見ながら確認できるため、次のようなトラブルを防ぎやすくなります。

  • 思っていた雰囲気と違う
  • イメージの解釈がズレていた

視覚的に共有しながら打ち合わせできることで、顧客との合意形成までもスムーズにできます。

完成後の「思っていたのと違う」を防げる

完成イメージを確認しないまま工事を進めると、次のような顧客イメージとのズレが発生してしまいます。

  • 「思ったより暗い」
  • 「天井が低く感じる」
  • 「高級感が足りない」

その結果、完成後に「思っていたのと違う」という顧客からのクレームなどを未然に防ぐことができます。

内観・内装パースで事前にイメージを確認しておけば、色味や照明の印象、素材感などを早い段階で確認できます。

さらに、実物サンプルや現場での確認なども合わせて行うことで、顧客イメージとのズレによる完成後のギャップを小さくすることが可能です。

このように、内観・内装パースは、顧客イメージと完成後のズレを防ぐための事前確認ツールとして役立つのです。

内観パース・内装パース制作の流れ

内観・内装パースの制作は、図面からいきなり高精度なCGを作るわけではありません。

「確認」→「方向性決定」→「作り込み」→「最終確認」というプロセスで進めていきます。

このような流れで制作を進めていくことで、作り直しや余計な修正を少なくするとともに、安く早く内観・内装パースを制作することができます。

具体的には、次のような流れで内観・内装パースを制作していきます。

  1. ヒアリング
  2. ラフ作成
  3. 本制作
  4. 最終確認

それぞれの工程について、具体的に説明します。

STEP1.ヒアリング

まずは「どんなパースが必要か」をヒアリングにより、整理していきます。

整理するのは主に次のような内容です。

  • パースの使用目的(販売用、設計検討用、広告用など)
  • 想定ターゲット(施主、購入検討者、社内承認など)
  • 納期と予算
  • 必要なカット数
  • 納品形式

そして、次のように制作に必要な図面を揃えていきます。

  • 平面図・立面図・展開図
  • 仕上表
  • 照明計画図
  • 参考イメージ

ヒアリングがしっかりできていないと、後から何度も修正が発生してしまったり、制作に余計な時間がかかったりしてしまうため、安く早く高品質な内観・内装パースを制作するためには、ヒアリングは最も重要な工程といえます。

なお、必ずしも詳細な図面がすべて揃っていなくても問題はありません。

当社LAY arChi(レイアーキ)では、以下のようなラフな指示ベースからの制作にも対応可能です。

  • 手書きの簡易スケッチ
  • 参考となるネット画像の共有
  • イメージに近い店舗・空間写真
  • 口頭・テキストベースでのラフなご要望

「まだ図面が確定していない」「アイデア段階なので具体的な資料がない」という場合でも、ヒアリングを通してイメージを整理し、形にしていきます。

まずはお気軽にご相談ください。

STEP2.ラフ提出

続いてラフなパースの制作を行います。

この段階では、空間の「見せ方」を確定させていきます。

ここでは、質感のリアルさよりも、「何をどう見せるか?」を決めることが目的です。

  • カメラ位置(アイレベルか鳥瞰か)
  • 視野角(広角/標準)
  • 家具配置
  • 画角に入る範囲

本制作後にカメラ位置を変更すると、ほぼ作り直しになってしまうため、ラフ制作工程は、制作コストを抑えるための重要な工程といえます。

STEP3.本制作

方向性が確定したら、本制作に進みます。

本制作では、次のような内容を精緻に調整していきます。

  • マテリアル(床・壁・家具)の質感設定
  • 光源の種類・色温度・光量調整
  • 影の落ち方
  • 反射・透過表現

リアルな写真のような内観・内装パースを作るためには、次のような点が品質を左右します。

  • 図面寸法の正確性
  • 照明計画との整合性
  • 実在素材データの再現性

本制作が一番時間のかかる工程です。

STEP4.最終チェック

完成後は、単に「きれいに見えるか」ではなく、次のような点をしっかりと確認します。

  • 図面寸法と一致しているか
  • 仕上仕様と矛盾がないか
  • 照明位置が設計図通りか
  • 重要な要望が反映されているか

内観・内装パースはあくまで設計補助資料になるため、図面との整合性確認は必要不可欠です。

必要に応じて微調整を行い、最終データを納品します。

内観パース・内装パース制作依頼前に確認すべきこと

内観・内装パース制作は、なんとなく依頼すると、次のようなトラブルが起きやすくなります。

  • 思っていた仕上がりと違う
  • 修正が増えて費用が上がる
  • 納期が延びる

そのため、依頼前に「何をどう作りたいのか」を整理しておくことが大切です。

具体的に、確認しておきたいポイントは、次の6つです。

  • 何のために作るのか
  • 見せたいターゲットが具体的か
  • 必要なカット数が決まっているか
  • 修正範囲が事前に決まっているか
  • 納品形式が用途に合っているか
  • 著作権・使用範囲がはっきりしているか

それぞれくわしく見ていきましょう。

何のためにつくるのか

まず決めるべきなのは、「何に使う内観・内装パースなのか」です。

  • 販売用の広告に使う
  • 社内の設計確認に使う
  • 施主へのプレゼンに使う

内観・内装パース制作と言っても、目的によって、販売用ならリアルさ重視、社内検討用なら寸法や配置の正確性重視、のように必要なリアルさや情報量が変わります。

また、目的が曖昧だと、情報量が足りなかったり、逆に情報量を増やしすぎてしまうと、制作費用が高くなったりしてしまいます。

施主向けか購入検討者向けか、専門家向けか一般ユーザー向けかによって表現方法や情報量が異なります。

見る人が違えば、見せ方も変わるため、「誰に説明するための内観・内装パースか」を明確にしておきましょう。

必要なカット数が決まっているか

内観・内装パースは1枚いくら、という形で費用が決まることが多いです。

枚数が多いほど費用は上がります。

そのため、「どの部屋を見せたいか」や、「どの角度が重要か」などを整理しておくと、無駄なコストを抑えられます。

修正範囲が事前に決まっているか

修正回数や範囲などのルールを事前に決めておかないと、何度もやり直したり、費用が追加で発生したり、納期が延びてしまうなどが発生しやすくなります。

ラフ制作段階で、本制作後にどれぐらいの修正ができるのかを事前に確認しておくことが重要です。

納品形式が用途に合っているか

内観・内装パースも用途によって、必要なデータ形式が違います。

たとえば、次のような納品形式が一般的ですが、後から「印刷にも使いたいからデータが欲しい」となると、場合によってはデータを作り直す必要が出てきます。

  • Web掲載 → JPEG / PNG
  • 印刷 → 高解像度データ
  • VR → 専用形式

追加費用の発生要因になりやすいため、最初に「どのような用途で、どのような納品形式のデータが必要なのか」を整理しておくことが大切です。

著作権・使用範囲がはっきりしているか

パースは広告やSNSなど複数の媒体で利用されることが多いため、著作権や使用範囲を事前に確認しておくことが大切です。

一般的には制作会社が内観・内装パースの著作権を持つことが多いため、二次利用の可否やクレジット表記の必要性などを制作会社と合意しておくことが大切です。

LAY arChi(レイアーキ)の内観パース・内装パースの制作事例

LAY arChi(レイアーキ)では、住宅・商業施設・オフィス・宿泊施設など、幅広いジャンルの内観・内装パースを制作しています。

具体的な制作事例は次の通りです。

  • 住宅CGパース
  • タワーマンションCGパース
  • オフィスCGパース
  • フレンチレストランCGパース
  • ホテルロビーフロアCGパース

それぞれの事例について、くわしくご紹介します。

住宅CGパース

シンプルなインテリアと自然光の調和をテーマに制作した住宅の内観CGパースです。

室内には柔らかな日差しが差し込み、木材の床が光を受けて穏やかに輝く設定としています。

壁面やファブリックにはやわらかい質感の素材を採用し、空間全体に統一感を持たせました。

装飾は最小限に抑え、光と素材そのものの美しさが際立つ構成としています。

家具やインテリアはシンプルなデザインでまとめ、落ち着いたくつろぎの時間を想定した空間表現としました。

読書や音楽鑑賞など、日常の穏やかな時間を過ごすリビングシーンをイメージし、自然光と素材感を活かした住宅CGパースとして制作しています。

住宅CGパース/リビング EN01

タワーマンションCGパース

ジャパンディテイストのインテリアを取り入れた寝室の内観CGパースです。

収納スペースを十分に確保し、機能性と空間の美しさを両立させています。

内装はナチュラルなベージュで統一し、落ち着きのある洗練された雰囲気に仕上げています。

タワーマンションCGパース/ベッドルーム

オフィスCGパース

近未来をテーマに制作したオフィスの内観CGパースです。

1階には受付ブースや待合ブース、バックオフィスを配置しています。

空間にゆとりを持たせ、モダンな家具や印象的なペンダントライトを設置しました。

ソファやテーブルは低めに設定し、リラックスできる空間構成にしています。

2階はフリーアドレス形式のオフィスデザインです。

MTブース、社長室、受付スペース、2種類のフリーアドレス用オフィステーブルを配置しています。

全体を通して、モダンで先進的なデザイン要素を取り入れた構成となっています。

オフィスCGパース/オフィス

フレンチレストランCGパース

カウンター席とテーブル席で構成された高級フレンチレストランの内観CGパースです。

天井にはゴールドの装飾プレートを設置し、空間内には暖炉や多数の植栽を配置しています。

火・木・石などの素材を取り入れ、独創的な空間構成を表現しています。

フレンチレストランCGパース/レストラン

ホテルロビーフロアCGパース

シティホテルのロビーフロアを表現した内観CGパースです。

インテリアはヨーロッパやアフリカの空間を想定した配色としています。

木目調の使用を抑え、大理石やゴールドを取り入れた構成にしました。

豪華さと落ち着きを両立させることを意図した空間表現にしています。

ホテルロビーフロアCGパース/ホテル

安く・早く・高品質な内観パース・内装パースを制作しよう!

内観・内装パースは、「完成後にどうなるのか」を事前に確認するためのツールです。

完成イメージを共有しておくことで、顧客の判断をスムーズにしたり、意思決定を後押ししたり、顧客とのイメージのズレを事前に修正できるなどメリットがたくさんあります。

ただし、パースはあくまで設計情報をもとにした予測図です。

確認することが目的のため、図面や仕様が曖昧なまま制作すると、確認したいことが確認できないパースになってしまいます。

そのため、内観・内装パースを制作する際には、目的や見せたい内容、必要な情報などをしっかりと整理した上で制作していくことが重要です。

私たちLAY arChi(レイアーキ)は、建築CGパース制作に特化し、建築設計・施工の実務経験を活かした「実務で使えるパース」を重視しています。

これまでに取引社数300社以上の制作実績があり、住宅・商業施設・オフィス・ホテルなど幅広いジャンルに対応してきました。

制作事例は実績ページにて公開しておりますので、ぜひご覧ください。

図面が未完成の段階でも、「どの情報が揃っていれば制作可能か」「どの部分が未確定でも進行できるか」を整理したうえで、見積もりから制作・納品までの流れを丁寧にご案内いたします。

内観・内装パース制作でお困りの際は、お気軽にご相談ください。


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